アロハ!ツアーガイドのビッグジンです。
ハワイ島のオススメ観光スポット第3弾は、ハワイ島ヒロのダウンタウンから車でわずか5分のところにある「レインボーフォールズ(Rainbow Falls)」をご紹介します!
ワイルク川州立公園内にあるレインボーフォールズは、落差約24メートル、滝つぼの直径30 メートルを誇るダイナミックな滝です。晴れた日の午前には滝に虹が現れることから、古代ハワイではワイアヌエヌエ(水の中の虹)と呼ばれていました。
時季によって滝の様子がまったく違い、雨季にはまるで南米イグアスの滝の様な轟音を立てて流れ落ちる様に圧倒されますが、乾季には水が枯れてしまうこともあります。
滝の源流のワイルク川はちょうどマウナケア山とマウナロア山の間に位置し、その全長は約45kmとハワイ州で一番!「破壊の水」と呼ばれたほど水量が多く、毎日10トン以上の堆積物をヒロ湾に運びこむため、川が整備される前はたびたび洪水の原因になりました。
滝の裏にある洞窟には、ハワイの半神マウイの母ヒナが住んでいるとされ、あるとき上流に住むモオ・クナ(トカゲの怪物)が川を大きな石でせき止め、ヒナを溺れさせようとしたところ、息子のマウイがマウイ島からたった二漕ぎで滝にたどり着き、その大きな石を破壊して母を救ったと言う伝説が残っています。滝の下流に架かるPu’ueo橋からは、今でもマウイが乗ってきたカヌーと言われる岩を見ることができます。
なお、滝の展望台の裏には、大きなバニヤン・ツリー(ガジュマル)が生えており、あたり一面を覆うこの巨大なバニヤンツリーの木の下に佇んでいると、まるで自分が小人になったと錯覚するぐらい、壮大で力強い植物のパワーを肌で感じることができます。レインボーフォールズ見学の際は、ぜひバニヤンツリーの木にも挨拶してみてください!
ビッグジン